インターンに5社参加した感想——本選考に直結するインターンの見分け方

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5社のインターンに参加した夏と冬

大学3年の夏から冬にかけて、インターンシップに5社参加した。メガバンク2社、コンサルティングファーム1社、ITメガベンチャー1社、中堅メーカー1社という内訳だった。

インターンを探したのはマイナビとワンキャリアがメインで、そこにリクナビと各社の直接採用サイトを補助的に使った。エントリーしたのは最終的に23社で、書類・選考を通過して参加できたのが5社だった。

5社参加して気づいたのは、インターンシップには「本選考に直結するもの」と「本選考とほぼ関係ないもの」の2種類があるということだった。最初はこの違いがわからなくて、参加してから気づくことが多かった。

1Dayインターンと長期インターンの違い

インターンの種類を大きく分けると、1日だけの「1Dayインターン(ワークショップ型)」と、数日〜2週間の「長期インターン」がある。

1Dayインターンは参加のハードルが低くて、会社説明とグループワークがセットになっているものが多い。自分が参加したものでは、メガバンクの1Dayが「経営課題のケーススタディをグループで議論して発表する」という内容だった。5社のうち2社がこの形式だった。

内容は学びになったが、正直なところ本選考への影響は感じなかった。後から友人に聞いたところ、同じ銀行の1Dayに参加していた友人が本選考で「1Dayに来てましたよね」と言われたという話があったが、それがプラスに働いたかどうかは不明だった。

コンサルティングファームの5Dayインターンは、毎日異なるケーススタディに取り組む内容だった。5日間を通じてチームが変わり、毎日フィードバックがもらえた。参加者の中から数名がリクルーターとの面談に案内されていて、これが「優遇ルート」の入口だったと後から知った。

本選考に直結するインターンの見分け方

本選考に直結するかどうかの見極めポイントは、いくつか気づいてきた。

一つ目は「選考フローがあるかどうか」だ。書類選考やES提出だけで通過できる1Dayは、全員を集めて会社を知ってもらうことが目的のことが多い。対してESや面接・適性検査といった選考を経て参加するインターンは、その過程で学生を評価していて、インターン後にルートが発生するケースがある。

二つ目は「社員との個別面談・交流があるかどうか」だ。グループワークをして発表するだけで終わるインターンは、個人の評価が残りにくい。社員が個別に話しかけてきたり、懇親会の後にメールで連絡が来たりする場合は、会社側が学生を個別に評価しようとしているサインだと思っていた。

三つ目は「企業から具体的な連絡が来るかどうか」だ。インターン後に「本選考エントリーはこちらから」というメールが来るだけのところと、「担当者と話す機会を設けたい」という個別連絡が来るところでは、後者の方が本選考に連動していた。

メガバンク・コンサル・ITメガベンチャーの違い

3業界に実際に入ってみて、それぞれのインターンの雰囲気と求められることが全然違った。

メガバンクは、学生同士の交流と業務体験のバランスが取れたプログラムだった。「社会人としての礼儀を学ぶ」という要素が強く、ビジネスマナー講座があったり、グループワークの後のフィードバックが細かかった。服装や言葉遣いへの注意が他の業界より多かった。求められているのは「協調性」と「誠実さ」という印象だった。

コンサルティングファームは、圧倒的に頭を使う量が多かった。朝から夜まで論理的思考を要求されるケースが続いて、1日目の夜は脳が疲弊していた。発言の論拠を必ず求められて、「なぜそう思うのか」「他の選択肢はないか」という突っ込みが継続的に入った。強い意見を出せる人が評価される環境で、「波風を立てない」タイプは埋もれやすかった。

ITメガベンチャーは、自由度が高くてスピード感があった。プログラムの内容が他の業界より現場に近くて、「実際の業務課題を考える」という形式だった。服装自由・フラットな社員とのコミュニケーションが特徴で、「自分で考えて動ける人」を求めているというメッセージが全体から伝わってきた。

中堅メーカーは、工場見学や製品開発の裏側を見せてくれる内容で、「モノを作ることの面白さ」を体感できた。他の業界と比べると選考との連動は薄くて、純粋に業界理解のためになる内容だった。

優遇ルートの実態

コンサルティングファームのインターン後に、リクルーターからメールが来た。「インターンお疲れ様でした。機会があれば個別で話したい」という内容で、そこから本選考に向けた面談が始まった。

インターン参加者全員に来ているのかと思っていたが、同期の参加者に聞いたら来ていない人も多かった。つまりインターン中の評価で、連絡が来る人と来ない人に分かれていた。

優遇ルートに入ると、通常の本選考と並行して個別の面談が設定される。本選考の一部ステップがスキップされたり、面接前にフィードバックをもらえたりする。完全に有利とは言えないが、「会社側がある程度評価している」という状態で選考が進むという意味では、通常ルートより進みやすいのは事実だった。

インターンを最大限活かすための心構え

5社のインターンを経て思うのは、「インターンは選考のためだけでなく、自分の就活の方向性を確認する機会」だということだ。

コンサルのインターンに参加する前は「コンサルを志望している」と思っていたが、5日間参加してみると「ずっとこの思考強度で働くのは自分には合わないかもしれない」と感じた。一方でITメガベンチャーのインターンでは「この会社で働くとしたらどのチームに入りたいか」という具体的な想像ができた。

インターンで「本選考優遇に入れるか」だけを気にすると、パフォーマンスに集中しすぎて本来の目的を見失う。「この会社・業界が自分に合うかどうか」という視点で参加すると、本選考の志望動機を作るときにリアルな根拠が生まれる。優遇ルートに乗れるかどうかは結果として考えれば良い。

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